産地レポート

Production Area Report

産地レポート2025年 豊寧地区 だいこん産地

中国・河北省の高冷地「豊寧(ほうねい)」から届いた、青首大根の現地レポートをお届けします。

この豊寧地区は、標高850〜900mの高地に位置しており、寒暖差を活かした野菜づくりに最適な環境です。三商ではこの地で長年にわたり、現地の農家の皆さんと一緒に大根栽培を続けています。

今年の春は例年より気温が高めだったものの、播種(種まき)後には寒の戻りもあり、成育への影響が懸念されていました。
しかし6月下旬のには、4月中旬に播種した大根が順調に育ち、すでに収穫ができるほどに成長していることが確認できました。

現地スタッフの方々によると、葉や茎)と根の太りのバランスがとても良く、「理想的な育ち方をしている」とのことです。

それぞれの農家さんの畑では、地域や土壌に応じ一部の畑で、排水対策として高畦づくりや排水溝整備を進めるなど、気候変動に備えた取り組みも行われていました。

また、畑の中には石が多い土地や、乾燥した場所もありましたが、それぞれの農家さんが地道に対応しながら、安定した品質の大根づくりに取り組んでいます。

この豊寧基地では、長年現地の農家さんたちと協力しながら大根づくりを進めてきました。
今年も視察の際には、巡回研修やミーティングを通じて、農家の皆さんとの交流を深める機会が設けられ、長年の信頼関係が改めて感じられました。

私たちは、こうした現地の丁寧な栽培と真摯な努力を通じて、皆さまの食卓に安心・安全でおいしい大根をお届けしています。